ソフトドリンクってそもそも英語?和製英語だったりして?
いいえ、きちんと辞書に記載されている英語です!
soft drink – a cold drink that does not contain alcohol
(ソフトドリンクーアルコールを含まない冷たい飲み物)
と英英辞書にありました!そして対義語としてきちんとhardが記載されています。hardはstrongly alcoholicの意味を持ち、hard liquor(強い酒)のように使います。
この疑問を持った時、カフェのメニューを見ていました。
え、、、ホットコーヒーや温かい紅茶もメニューにあったけれど…。この定義でいくと、本当はソフトドリンクには入れてもらえないんだね。
なぜsoft,hardを使うのか。OOが入っているか入っていないかの違い
硬水と軟水と関係がありそうな気がしたので、辞書をチェック!
辞書のsoftの項目にwaterの項目があります。
・water
soft-not containing mineral salts and therefore good for washing
(鉱物塩が含まれていないため、洗濯・洗浄に向いている)
軟水のことですね。そしてもちろん対義語としてhardが載っています。硬水ですね。
hard-containing calcium and other mineral salts that make mixing with soap difficult
(カルシウムや他の鉱物塩を含んでおり、洗濯・洗浄に向いていない)
ここまで見てみると、アルコール・鉱物塩が入っていない=soft、入っている=hardのイメージですね。
もう少し調べると、drugにもsoftは使われるようで、not likely to cause addiction(中毒になりにくい)とあります。
なるほど、中毒性のある物質が入っていないとまではいかずとも、少なめってことですね。
プラスイメージのsoft、マイナスイメージのhard
入っていない=soft、入っている=hard
と先ほど確認しましたが、何が入っていたかというと、
アルコール→体に害、鉱物→洗濯に不便、毒→体に害
とあまり良いイメージの内容ではありませんでした。むしろマイナス…
ここで、辞書の一見関係のなさそうな他の項目を見てみます。(いや、単語に複数意味があっても、結局は同じ単語を多角的に説明しているだけだから、コアイメージの部分で繋がっているはず!)
softをeasyで、hardをdifficultで説明している箇所がありました。
オリジナルの例文で説明してみます。以下
①This cake is easy to cut.
②This cake is difficult to cut.
さあ、柔らかいのはsoftなのはどっち??
①の簡単に切れるケーキのほうが柔らかいですよね。②はきっと切るのが難しいほどに硬いのでしょう。
他にも、It was so hard.難しくて大変だったよ~と言いたいときにもhard使っていたりしませんか?
ここまで見てみると、プラスイメージのsoft✨、マイナスイメージのhard☠というのも理解できたように思います。
しかし!人に使うときにはweak and lacking courageとあるではないですか!
例文)I was soft and pathetic!(私は弱くて悲観的だった!)
え、これマイナスのイメージでは?と思いますよね。そうなのですが、先ほどまで話していたのは物であり、今回は人です。不純物が一切ない真っ白な赤子のままのような大人を想像してみてください。
きっとこの世知辛い世の中では打ちのめされてしまいませんか…😿きっと根幹には純粋無垢な心を意味しているのがsoft✨ではないかと思うのです。もともとはプラスのイメージのはず!しかしながら、社会では多くの場合それが弱さと認識されてしまう…人だとこのような解釈になるのかもしれません。柔軟すぎたら自分がなくなる、純粋すぎたら騙されてしまう、そんなところでしょうか。人の場合、弱いと表現されていますが、表裏一体であるプラスの面も忘れずにいたいです。
善良な飲み物、ソフトドリンク
まとめると、
softはやわらかいのほかに、OO(割とネガティブなもの)が入っていない、簡単、プラスのイメージがあることが分かりました。辞書一つでこれだけ冒険できるのは楽しいです。今回すべて英英辞書を参考にしています。意味をより深く理解できてかなりかなりおすすめです。
普段私たちが何気なく見ていたソフトドリンクへの見方も変わります。
善良な飲み物だったんだね。皆さんもメニューの中をチェックしてみてください。私は日本茶が好き。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!